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ガジェット好きのアマチュアサイクルフォトグラファー

第94回全日本自転車競技選手権ートラック 観戦記(8/24)

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パラサイクリング1kmTT(35枚)

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女子マディソン(22枚)

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男子オムニアム(126枚)

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ケイリン(33枚)

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女子スクラッチ(25枚)

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8/23(土)に続く2日目。

レースとは直接関係ないが、宿の 富士屋旅館(伊豆の国市) が実に良かった。

長嶋茂雄ロードの近く、住宅が密集する静かな一画にあり、気さくで気取らない女将さん、やや熱めの温泉。ひとり旅には過不足ない居心地で、観戦前後の心身をきちんと整えることができた。

日曜開催の競技は、朝のパラサイクリング1kmTTからケイリン、男子オムニアムまで“濃密な一日”。戦術の妙と選手の強さが交錯する、見応え十分のセッションだった。

パラサイクリング 1kmTT — 杉浦佳子、世界新

日曜の幕開けは パラサイクリング1kmTT。推しの 杉浦佳子 選手が、全日本の舞台でまさかの 世界新記録 を樹立。スタートの出力の立ち上がりから終盤の失速を最小化するラップまで、まさに会心。場内の空気が一段上がる瞬間に立ち会えたことに震えた。

世界新記録

女子マディソン — 駆け引きが“見える”少数精鋭戦

出場チーム数は多くないものの、逆に 選手交代(タッグ交代)の駆け引きが手に取るように見える。ラップ狙いか、ポイント積み上げか——各チームの意図が明快で、最後まで集中が切れない好レースだった。

交代の駆け引きも重要

ケイリン — 1回戦から高密度

日本は男女とも昨年アルカンシェルを獲得した“ケイリンの国”。その地力は 1回戦から火力全開
なかでも、前日のスプリント王者 太田海也 選手が 残り2周で仕掛け、後ろから 中野選手 が猛追。ラストはほぼ同時フィニッシュ の際どい勝負を制し、太田選手は スプリントに続く2冠 を達成。勝負勘とレース構築力の高さが際立った。

ほぼ同時フィニッシュ!

男子オムニアム — 兒島直樹、終盤で突き抜ける

最終のポイントレースまで 優勝者が読めない接戦。そこで存在感を見せたのが 兒島直樹 選手。後半のポイント周回で 1着を連発 し、流れを一気に引き寄せる。位置取り・脚の使い方・加減速のキレ、いずれも説得力のある強さだった。

後半が強かった!

日曜は、とにかく心が動いた一日。

杉浦佳子選手の世界新で場内が一気に温まり、女子マディソンは最後までワクワク。ケイリンとオムニアムでは「やっぱり強い選手は強い」と素直にうなずく締めに。観戦した土日2日間、新たなレンズ投入の効果もあり、伊豆ベロドロームの懐の深さが再確認できた。次はどこをどう撮るか、撮影がまた楽しくなってきた。

 

おまけ
アイウェアで顔が隠れることから、出場人数が多いチームブリヂストンの選手判別方法として、毎回ヘルメットやソックス、グローブで判別していたが、今回新たにディスクホイールのカラーを分けていました。

ディスクカラーで選手を即判別!