6月1日(土)、宇都宮の街は祝福ムードに包まれていた。
B.LEAGUE 2024-25シーズンを制覇した宇都宮ブレックスの優勝パレードが、栃木県庁から市役所にかけてのシンボルロードで開催され、多くのファンが詰めかけたのだ。
私も県庁近くの沿道にて、カメラを構えてその瞬間を見届けた。
朝から雲が広がり、一時的に小雨がぱらつく場面もあった。
だが、それでも選手たちの乗ったオープンバスが姿を見せると、沿道からは大きな拍手と歓声が上がった。
選手たちは笑顔で手を振り、ファンとの一体感が感じられる素晴らしい雰囲気!
特に印象的だったのは、D.J.ニュービル選手がずっとスマートフォンを手にし、ファンの姿を撮影していた様子。
彼自身もこの瞬間を記録し、心に刻もうとしていたのかもしれない。
そして、比江島慎選手は左右に身を振りながら軽快にステップを踏むように移動し、まるで試合中のドライブを思わせる独特の動きで、観客を楽しませてくれた。
私自身、今シーズン後半から何度もブレックスの試合を観戦できたが、このような形で街をあげて祝福する場に立ち会えたことは、ファン初心者ながら非常に感慨深い体験であった。
写真を撮りながらも、自然と何度もシャッターを切る手が止まり、目の前の光景をしっかりと焼き付けようとする自分がいた。
宇都宮ブレックスの強さは、単なる戦術やスキルだけでなく、選手、スタッフ、そしてファンが一体となって築き上げた「絆」にあるのだな。と、改めて感じた。