
とてもリハビリは順調なのだが
ここにきて一つ疑問に思うことがある。
治癒完了と判断できる基準はなんだろう?
箸を持つのも、字を書くのも右手
サッカーボールを蹴るのも右足
トレーニングメニューが進むにつれ
要求される技能レベルが上がっていく。
今日はペグボード(中サイズ)で指先の訓練をした
斜めにした板に穴が開けられていて
丸棒を差し込み、また丸棒をひっくり返して差す。
丸棒のサイズが小さくなるにつれ
より左手は細かな動きが求められる。
…キツイ
動きの基準としているのは右手なんだが
その右手と同じように左手が動かせるのか?
そもそも左手は右ほど器用に動かせない。
箸を持つ、字を書く、ボールを蹴る
左右で同じ作業ができるのは『両利き』だ
これを目指すのだろうか…。
と、うまくいかない苛立ちから
つい考えてしまった。
目に見える成長変化が小さいのは
技能の高い運動が出来てきたという証拠。
スポーツ競技だって、
ハイレベルになればコンマ何秒のタイムで競うのだ
そう自分に言い聞かせて頑張ろう。
階段昇降を一階から五階屋上まで一気に上り
そのまま膝周りの筋肉を意識してゆっくり下る。
続いて中庭を深呼吸して歩く。
暖かい風。
額に汗をかいた。
今日は自分へのご褒美にモンスターを飲もう。
〈追記〉
飲んだ。体に染み渡る美味しさだ。

