
自分は運がいい。
親族が脳梗塞になった話を聞いていたこと。
自分の体の不調に違和感があったことを
憶測で済ませなかったこと。
妻が夜間救命センターへ電話相談し、
直ぐ救急車を呼んでくれたこと。
もしも左半身の違和感を運動疲れのせいにして
何もせずに、あのまま朝を迎えていたら…
私は二度と目が覚めなかったのかもしれない
脳梗塞は脳の血管がなんらかの理由によって詰まる病気で、血管が詰まった箇所により障害が変わる。
救急搬送され直ちに治療を開始し
さらに翌日からリハビリも始まったこと。
一昔前なら脳梗塞患者は絶対安静といわれていたが
医学と理学療法の進歩によってそれらは間違いで
今は発症から48時間以内にリハビリ開始だという
アスリートに例えるなら、
ハードワーク後にリカバリーワークするようなものか(違うかな)
とにかく早めの治療によって
血栓で壊死した脳細胞は最小限に留め
早めのリハビリによって
筋肉の喪失を最小限に留めつつ、
運動神経回路の再構築が早められ
自分でも信じららないほどのペースで
治癒がすすんでいった。
この急性期だけで歩行出来るまでになるとは。
本当に治療に携わった医師とリハビリ士の皆様に感謝し、今後の回復期も引き続き頑張っていこうと思う。
それから将来について不安でとても悩み、
一時は自殺も考え、眠れぬ夜もあった。
そんな時、家族、友人、そして選手から
多くの励ましのメッセージ頂いた。
私の生きる勇気に繋がった。
本当にありがとう
私は一人じゃない。
皆さんのおかげで頑張れる。
新型コロナの影響で、転院先も面会禁止だが
ネットや電話でコミュニケーションすればいい
世間がステイホームなら、私はステイホスピタルだ
今日のリハビリは折り紙を折った
指で弾くと宙返りする元気な跳ね馬だ
私も誰かを励ます元気な存在になりたい