
初めて参加する時はコースの下見が重要だと思ったのは、地元の八方ヶ原ヒルクライムレースがきっかけでした。八方ヶ原の道は、最初がキツくて中盤で少し緩やかになり、後半にまたキツイ。下見ナシで走って最初の激坂で力を出し切ってしまい、後半バテバテで足が攣り、タイム計測どころではありませんでした。
それ以来、お金を払って参加するヒルクライムレースでは、必ず下見をしようと心に決めました。
蔵王ヒルクライムも八方ヶ原と同様に、公式ページや過去のレースをYouTubeで見たり、参加者のブログを読んだりした印象では、最初がキツイらしい。自分の目で見て、どれほどキツイ勾配なのか数値でなく自分の感覚で確かめに行きました。車で。
蔵王ヒルクライムのコースは恐ろしい・・・。車でもわかりました。
『距離:18.7km,標高差:1,334m,平均勾配7.1%,最大勾配:12.0%』
『国内のヒルクライムレースの中でも屈指の難コース。』
私が走ったことのあるヒルクライムレースと違い、休みどころがないコース
1箇所だけ、50mほど平坦な場所があるだけ。あとはずっと勾配。というかずっと7.1%の勾配。
これは、八方ヶ原と同レベル。いや、八方ヶ原以上の難コースだ。
下見を同行した仲間からもため息が出てきます。
この道を明日自転車で登るのか・・・。
どこかで頑張るとか、このあたりで休むとか、そういう道ではありませんでした。
とにかく最初からマイペースで登る。そういう作戦でいこうと心に決めました。
うなだれて落ち込んだ気持ちの中、エコーライン頂上で見た御釜。
ますます自分が小さく感じました。