大のイルカ好きな妻が見たいという映画でして、7月7日から公開だそうだ。
まぁグラン・ブルー
沖縄美(ちゅ)ら海水族館で原因不明の病気のために尾びれを失ったバンドウイルカのフジ。そのフジのために立ち上がった一人の獣医の熱意が、ブリヂストンという世界的企業を動かし、多くの人々の協力を得て、世界初の人工尾びれを開発するという、プロジェクトストーリー。
妻曰く、イルカってのは泳ぎ続ける生き物なんだと。
「んじゃ眠らないのか?」ってツッコミを入れたら、
「右脳と左脳を交互に眠らせて、
眠らないというより起き続けていることができる」そうな。
そんなイルカにとって、尾びれが無くなることは死を意味すると。
で、このイルカのフジ。
ブリヂストンをはじめ、多くの企業と技術者の協力を得て、「人工尾ひれ」の開発を現在も進められていると。
この話、これまでに何度か話題になって、TVでも取り上げられていたらしい。しらなかった。
企業にとって、商売が目的じゃないことをするってのは本当に勇気がいるんだよねぇ。
レースだってそう、慈善事業だってそう。
競走馬は骨折したら安楽死させるでしょ?「予後不良」なんて誤魔化してるけど。
このフジだって、きっと最初は安楽死。。。なんて考える人のほうが多かったんじゃないかな。
んでもって、人工ヒレ開発過程について、
詳しい話がブリヂストンのサイトにあったので、じっくり読んでみた。
ブリヂストン エコ・プロジェクト「イルカ人工尾びれプロジェクト」
http://www.bridgestone.co.jp/eco/project/dolphin/
シリコーンゴムを使っていた初期型尾びれから始まって、
ブジヂストンサイクル製の新素材によるイルカジャンプにも壊れない尾びれの完成。
そして、現在開発中のシェル型は、イルカの造形作家「薬師寺一彦」さんもプロジェクトに参加しているという、
スケールが大きくなりまくりブーな展開。
もう、日本人ならこうあるべき!っていう感じで、見ていて気持ちが良いものです。
最後に海つながりと言うことで、こちらを紹介。
Honda ビーチクリーン活動
これに使われているビーチクリーナーも結構大変な開発ストーリーなんですけど、それはまた別の機会に。
![]() | もういちど宙(そら)へ―沖縄美ら海水族館人工尾びれをつけたイルカフジの物語講談社このアイテムの詳細を見る |
