昔、ウチのオヤジがプロ野球中継をテレビで見てるときにつかったテク(?)で、
目でテレビの野球中継を見つつ
耳からはイヤホンで、同じ試合のラジオの実況を聞く、ということをよくやっていた。
オヤジいわく、
テレビの野球中継って映像があるから、スピーカーから聞こえてくるのは、映像の補助的な役割で、臨情感を伝えるための「音」としての目的がメインだったりして、解説・実況としてはイマイチなんだそうな。
で、現在決勝リーグが行われているワールドカップサッカーの話になるんですが、
このサッカー中継にも、ラジオ放送があることを発見しまして。いまさらだけど。
サッカーをラジオで実況するなんて、一体どんなだろうと、ワクワクして聞いてみたんです。
試合は、ベッカム率いるカウンター型(私にはそう見えた)イングランド対フィーゴ隊長とパタパタ足のC・ロナウド(私にはそう見えた)のポルトガル戦。
序盤、物凄いペースで両チームは激しいボール争い。ラジオ初心者の私は、たまらずテレビに釘づけ。
さすがにスピードのあるプレイだと、ラジオは不利なようで、ラジオの実況者からも、「いゃぁ、ウチも東京の放送局で、現地から届いた映像を見て解説してるのよねぇ」なんてことをチラリ。
ちょwwwおまwwww
ラジオ実況者も、まさかのテレビ観戦。
いや、ドイツは遠いですし、サッカーのフィールドは広いから。と、自分自身に合理的な結論の結果であることを納得させつつ、サッカーは前半戦が終了。
後半戦から、ラジオ放送だけで観戦ってスタイルにして、頭の中でイメージして楽しむことにしたんですが、これが意外にイイんですよ。
前半戦をテレビで見ていたからってのもあるけど、ラジオ実況者おそるべし。
ベッカムが交代し、ローニーが退場となって、責められっぱなしのイングランド。
一方、人数的にも有利になって、攻撃に拍車がかかるのに、ペナルティーエリア内に入れないポルトガル。
さすが実況者。攻撃と守備の状況から、選手ひとりひとりの動きまで、よくわかるし、気がつきます。いゃぁプロですわ。
解説者にセルジオ越後が同席していたんですが、こちらはまぁ、その。私と同じでラジオ慣れしていなかったようで。
というわけで、ラジオ放送に感動した夜でした。